アニョハセヨー! in釜山  第4日目

釜山旅行記 (2015.12.22)

釜山の4日目の朝がきました。7時30分朝食をとり、10時まで帰国の支度をしながらホテルでのんびり過ごしました。お昼まではお土産の買物を兼ねて、南浦洞まで出かける予定です。

帰る支度を済ませ、まずカウンターでチェックアウトをし、荷物をホテルに預けます。ホテルを出ると気温も上がりやや汗ばむ感じさえします。釜山駅前の広場を通り地下鉄へ向かうと、毎日のように屯しているホームレスの人たちの姿はありません。4日目にもなると、駅の改札はスムーズに通り抜けていきます。ホームに降りると電車の待ち時間も気にならず、すっかり釜山に慣れてしまいました。

南浦洞につくと、19日の夕方に来た同じ場所「光復路」のようです。まず友人の買い物に付いて回ることに。まだ10時過ぎなのに相変わらず賑やかで、いくつかの屋台に人が集まってています。大通りを抜け路地に入ると、通りの中央に低い食台がいくつも並んでいるのが見えてきました。準備中のようですが、中にはもう料理が盛り付けられて、数人の客が食事中です。食台の周りには水の入った大きなポリバケツが置かれていて、おそらく食器洗いの用意なのでしょう。やはり不衛生な感じもします。

友人の後を追いながら、店を見て回っていると、店員から呼び込みの声が煩いくらいに掛かってきます。通りを進むといかがわしい?店主に誘われ店の奥へ。初めての観光客はこんな店へ入ることはまずないので、怖い気がしました。「良い品があります。ブランド品ですよ!」と巧みな日本語で売り込みに真剣です。プレゼント用によ40000wの真っ赤な財布をお買い物です。

買い物が済むと、龍頭山公園にある釜山タワーに向かいました。光復路のメインストリート沿いからエレベーターで公園へ上がります。エレベーターを3回乗り継ぐと、公園入口に辿り着きました。友人は下で待つというので一人で見学です。

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公園には、韓国では国民的英雄である「李舜臣将軍」の銅像がまず目に入ります。文禄・慶長の乱で、豊臣秀吉率いる日本軍を相手に活躍した救国の名将軍として知られています。銅像を通り先に進み、階段を上がると奥に釜山タワーが見えてきます。高さ120mあり高所恐怖症の人には怖い気がします。タワー入口で5000w払い中に入ると狭いエレベーターがあり、中に案内の女性が笑顔で立っていました。ドアが閉まり僅かな時間で展望台へ直行です。ドアが開き展望台へ足を踏み入れるとそこは別世界です。足元が不安定な感じに襲われ急に怖くなりました。身体が宙に浮いた感じがし、気分が悪くなりました。

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外を見ると釜山港が眼前に広がっています。真下を見ると公園が小さく見えます。アイゴ~アイゴ~!怖いで~す!人の歩く姿がものすごく小さく見えます。何とか気を落ち着け、展望台の一周を試み、ビデオカメラを回しながら展望台を一回りしました。途中に若い人が展望台の窓側に座りのんびり外を見ていますが、そんな余裕は私にはありません。早くタワーから下りようと、降り口を探しましたがありません。先ほど降りた所は開かないようです。どうなっているの?と展望台にある喫茶カウンターにいた女性スタッフにエレベータの降り口を「ダウン!」と手で合図しながら聞くと、女性スタッフは手招きで上に行けと合図しています。理解に苦しみながら、また展望台を一周しましたが、解りません。さらに一周していると狭い入口を発見!入口を覗くと狭い階段が見えます。この階段を上がるのだと解り、人一人がやっと通れる階段を上ると、階上の展望台です。ホッとするやら怖いやら、また一回りしていると、エレベーター口に女性スタッフがいたので、「ダウン!ダウン!」と連呼です。少しすると入口が開き、中に入るとドアが閉まりエレベーターは急降下。ようやくドアから出ると背中は油汗でびっしょりでした。外に出て上を見上げると済ました顔の釜山タワーが立っています。何事も無く無事の帰還でしたが、私もこの日から高所恐怖症の仲間入りです。

釜山タワーの見物を終えると、チャガルチ市場から南浦洞駅付近まで続く場外市場を散策しながら、韓国のりを箱入りを15000wで購入しました。友人はこのあとホテルで待ち合わせがあるとのこと。急いでタクシーでホテルへ戻り、待つこと数分、若い美人の韓国語の先生です。紹介され挨拶すませ隣で待つことに。たまたま隣の席にいた日本からの観光客に声を掛けると、なんと唐津&福岡の人です。会話しながら待ち時間を過ごすと、そろそろ移動の時間です。

ホテルからタクシーで釜山港ターミナルに向かい、バイキングの昼食をご馳走になりました。ナムルやキムチは味が店により違います。ここはあっさりした味でした。韓国のおしるこは砂糖が入っておらず、自分の好みで砂糖を入れるのですね。これも美味しく頂けました。

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出国までの待ち時間はまだ1時間ほどあります。売店を覗いていると、先ほどお土産に購入した同じ箱入りの韓国のりが山積みされています。何気なく価格をみるとナント!25000wの表示があり、先ほど市場で購入したので10000w安く購入出来ました。

見送りの韓国語の先生とも別れ、出国ロビーに移動します。入国の時と違い、かなりスムーズに審査が進みました。乗船のアナウンスが流れるまで椅子で待ちましたが、友人は疲れたのか居眠りをしています。

乗船案内があり、帰りの船は日本のビートルに乗船です。韓国仕様の船に比べると、日本のビートルは座席やシートベルトの性能が良く、船内も明るく感じます。出発の時間にはやはり正確に出航します。

船が岸壁から離れると船体が大きく向きを変え、スピードが上げると釜山港が徐々に遠ざかり小さくなりました。2時半頃の時間帯は日もまだ高く、12月の中旬とはいえ、窓から入り込む日差しはカーテンが必要です。博多に着くまで約3時間ですが、波もほとんど無く快適な船旅です。30分ほど走ると進行方向右側に対馬が見えてきました。

夕刻4時半を過ぎると、夕日がオレンジ色に輝き徐々にその姿が島影に隠れ始めています。船はそろそろ博多港に近づいているようです。

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