えっ?あなたも?

数日前の出来事。

自宅前を通り過ぎた人が引き返してきて、「この辺に文具店はありませんか?」と尋ねられたので、「近所にはお店はありませんが」と答え、何が欲しいのか尋ねると、絵を描くのに鉛筆を忘れ困っているとのこと。Bの鉛筆を一本差し上げました。

近隣の地理が解っていない様子なので、どちらからお見えですか?と尋ねると、一週間ほど前に有田へ引っ越しきたばかりとのこと。それでは地理に疎いのも理解ができます。

それにしても絵を描くのに鉛筆を忘れるか?と含み笑いになりながらも、見た感じでは同世代のようなので、年齢を尋ねると私より2歳年上なので納得しました。

「のんびり絵を描く生活も良いですね。私も時折絵を描き楽しんでいます。」と立ち話をしていたら、その方が自身の病気の告白を始めたのです。

 

「自分は昨年末に肺がんが見つかり、放射線治療の後、抗がん剤の治療を受けてその副作用で苦しんだから、現在は治療を止めている。あんな苦しい思いは二度としたくないので、今は好きな絵を描いたりして過ごしている。現在は何も治療はしないで、一か月に一度だけ検査を継続している。」

こうした患者さんも珍しくない。病気が発症し、医師から言われるままに苦しみながら治療を続ける患者さんが多くいると思われる中において、情報公開が進んでいる現在では積極的に自分から情報を求めて医者任せにしない人も確実に増えてきた。

10年は経つだろうか?医療の現場で起こる様々な医療事故を公開する「暴露本」も多数見かけるようになった。

暴露本の代表格では、近藤 誠著の「医者に殺されない47の心得」があるが、医師が書いた同類の本はかなりの数に上るし、薬剤師が書いた本「薬剤師は薬を飲まない」などもそのたぐいだ。勿論、これらの本に対しての批判本も出ている。長尾和宏著「「医療否定本」に殺されないための48の真実」がその一つだ。

本の内容に触れると鳥肌が立つ思いだが、全ての内容が真実でないにせよ、全てを医者任せにしないで、患者自身が自ら取り組む日常の生活改善こそが一番大切なことを自覚すべきではないだろうか。

 

通りすがりの人の中にもがんの患者は珍しくない。ことしの夏には2人の末期がん患者の施術指導を行い、新たながん患者の相談にも乗ったばかりだが、身近なところにもがん患者が溢れている。

 

今年6月に仕込んだ枇杷酒が出来上がりました。

甘い香りと琥珀色に抽出されたビワ酒の完成です。

枇杷果実に氷砂糖を一緒に仕込んだので甘く美味しく出来上がりました。

今年は梅酒も8Lを4本仕込みました。これも前回同様に良く出来ているようです。

薬用酒は少量づつ飲むことで、食欲増進や疲労回復などに良い健康法です。

私も健康増進に役立っていると思いながら愛飲していますが、吞兵衛の独りよがりでしょうか?

 

「ビワ種の甘露煮」の美味しい作り方

「ビワ種の甘露煮」の美味しい作り方

ビワ種を食する?ことは多くの方に知られていません。

「ビワ種って食べられるのですか?」とまず驚かれる方がほとんどだと思います。

一般に種を食べるという習慣がないので仕方がありませんが、種などは捨てるものだと大方の人達が思っているのではないでしょうか。

ほぼ毎日、冷凍保存した甘露煮を電子レンジで20秒ほど温め5~6粒を食べていますが、健康食として役立っています。

ビワは毎年6~7月にかけて実を付けますが、この時期にビワの種を生のまま冷凍保存し甘露煮や薬用酒などで保存利用しています。

 

また、「杏仁豆腐-あんにんどうふ」は多くの方々に知られていますが、この杏仁(キョウニン)が杏(あんず)の仁(種)です。

杏仁は漢方薬に用いられる生薬原料の一つで、バラ科アンズの種子を乾燥させたもの。鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)の作用があり、気管支炎、喘息(ぜんそく)などに用いる。感冒、肺炎、気管支喘息に効く麻黄湯(まおうとう)、気管支炎、小児喘息に効く麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、気管支炎、気管支喘息に効く苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などに含まれる。また、あんず酒は疲労回復に効く。

梅や枇杷などは杏と同じバラ科の仲間で、種の成分として青酸配糖体アミグダリンを含むので、種を生のままで食べるのは良くありませんが、薬用酒や甘露煮などはおすすめです。

 

2016年度のBMIの記録

2016-bmi

昨年度のBMIの記録ですが、毎日の体重測定でその月の一番体重が多い時と一番体重の少ない時をデータ化して表に記録しています。こうして一年の記録を見ると比較的体重は安定していることが判ります。

体重測定は毎日のことなので、体重の増加・減少は一目瞭然です。体重が減れば時には外食に出掛けることもありますが、基本的には外食は控えています。体重が増加傾向にある時は早めにカロリーのコントルールを実行して体重を落とします。

カロリーのコントロールはそう難しいこととは思っていません。主に動物性脂肪と糖質を抑える食事を心がけます。

体重のコントロールが比較的スムーズに行えているのは、日頃から適度な運動を心掛けていることが関係していると考えられます。運動不足は筋肉量の減少につながり、基礎代謝が低下するといった結果を生んでしまいます。

私たちは日頃から適度な運動を心掛けているので、筋肉量はそれほど低下していないと考えています。よって基礎代謝も順調で体重のコントロールが上手くいっているのだと思います。

勉強会へ参加しました

つい先日、知り合いの鍼灸師からのお誘いで勉強会へ参加する機会がありました。

東京では気の合った仲間と長い間行っていた勉強会も遠い昔のことになりましたが、仕事を終えると首都高速を飛ばし深夜近くまで語り合った?頃が懐かしく思い出されます。

健康に関与する仕事柄、治療だけに留まらず健康指導は当たり前と私は思うのですが、一般には中々思うような健康指導は行われていません。正しい健康指導はかえって仕事にマイナスになることの方が大きいのです。なぜなら患者にとっては面倒なことは避けたいと思う人が多いからなのです。頭では理解できても、実際に言われる通りに実行することは大変なので出来るだけ聞きたくないのが本音なのでしょう。

私も薬局を開業していた頃から、患者のために良いことを一番に考え、薬は出来るだけ販売を控えることをモットーに経営を考えて実行してきました。薬を販売する時は安全性を第一に考えて漢方薬を個人個人に合わせて処方(勧める)し、新薬(西洋薬剤)は薬局で調合したもの(薬局製剤)を差し上げることを主に行い、時間をかけて相談にものり十分なアドバイスも行ってきました。現在も、ビワ温灸に訪れる患者さんには温灸指導以上に生活指導を主に行っています。

訪ねたのは柔道整復師のお宅。鍼灸師の資格もあり中々の勉強家とお見受けしました。今回は初対面だったせいか雑談会?になりましたが、通常は一般の人を交えての勉強会らしいのです。一般の人向けの勉強会と言うのが正しいのかも知れません。

鍼灸師からスタートし、柔道整復師の資格もその後取得して上手な経営をされている様に思えました。と言うのも、鍼灸師だけだと患者さんも限定されるが、柔道整復師は整骨院として開業すると昔と違って多くの患者さんが利用しているとのこと。技術あっての仕事だと思うので長年のキャリアを積み地域の方々に信頼されているのですね。何事も積み重ねだと感心しました。しかし先生の本音は、食事指導や生活指導といったケアーは十分とは言えず、今後は患者のために十分な時間をかけた健康指導を含めた治療が出来ることを目指したいとのこと。早くそんな日が来ることを期待しつつ治療院を後にしました。

健康への実践

日々老化が気に掛かる様になり、健康を意識することが多くなった。もうすぐ満67歳の誕生日が目前だからなのか、体力の衰えは日々顕著な気がするこの頃だ。

雨の降らない日は、出来る限り約1時間のウォーキングの実践を欠かさないよう心掛けている。最近ではトレッキング・コース(約10km)にも挑戦したり、体力低下の予防には取り組んでいるが、良く歩くダムへのウォーキング・コースの登り坂では息を切らすことが多く、こんな時は年齢を感じるようになった。回りの人達からは「いつも元気ですね!」と言われるがお世辞に決まっているのだ。

仲間が数人集まると病気や健康の話題が多くなった。毎年、健康診断受診の案内が町から届くが、今年はまだ受診していない。健康のことが気になる一方では何か病気が見つかるのではとの思いが働いているのかも知れない。この10年で3回ほどの受診だが、要検査や服薬の心配はないので健康なのだと思う。

日頃から実践していることは、適度の運動に加えバランスのとれた食事をすることと読書や趣味のパソコンなど実践しているが、病気をしてからでは遅い。日頃からコツコツと実行を積み重ねることが老化防止には大切だと実感するこの頃だ。もちろん身体を鍛えるだけでなく、認知症防止に頭の体操も欠かせないのでパソコン遊びも幾らか役立っているはずだ。

 

知っておこうガンのこと

先日、郵便局でのこと。待ち時間中に「知っておこうガンのこと」というタイトルのマンガ本に出合いました。

マンガの内容は勿論ですが、本に描かれているキャラクターの豊かな表情に引き込まれ見入ってしまい、帰宅後パソコンで早速検索してみると、書籍を取り寄せることなくこの本を自由に読むことが出来ることを知りました。

「まんが社会見学シリーズ」として、小学校児童をとりまくさまざまな事象を「まんが」という子どもに身近な手法で、紹介・解説されていて、これまでに12冊が刊行されています。

これらの本は子供だけでなく大人にも解り易く大いに学習する機会になると思われます。文字を読むことが嫌いな方にもマンガ本なら意外に受け入れられるのではないでしょうか。

現在、「がん」は2~3人に一人が罹るとも言われとても身近な病気です。がんのことを正確に知り予防に役立てる良い機会です。おすすめします。

Manga Publication

 

健康寿命

今年も残すところ2ヵ月半になった。年々月日の経つ速さが増しているように感じられるのは、老いた証拠なのか?

2013年1月に禁煙を始めて約4年が経った。喫煙の頃はいくら食べても太らなかったが最近では過食すると確実に体重が増えるので、毎日の体重測定で出来るだけ65kgをオーバーしないように心掛けている。しかし、当時の体重から約8kg増え、BMI(体格指数)は22.3で数値的にはキープしているものの、やや内臓脂肪が気にかかるようになった。

健康診断も不定期だが受けているが、何とか服薬は免れている。自己管理をモットーにしているので、健康管理は怠らないよう日々無理のない範囲で毎日体重測定など健康チェックは継続しているが、それでも老化のスピードは増しているように感じられて仕方ない。

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ライフワークである「ビワ温灸」の仕事は予約だけ行うので、至ってのんびりである。

①運動は約1時間ウォーキングを行うようにしている。ひと月に20日間を目標に、雨の日以外は歩くことを心掛けているが、今年の夏は暑過ぎて随分お休みしてしまったので、同じコースを歩いていてもややきつく感じるのは筋力低下があるのだろう。

②食事はバランスよく旬の食材を出来るだけ取ることを心掛けている。アルコールは缶ビール350mlを1本、日本酒なら1合程度、焼酎も25度を7(お湯):3で1杯程度 これらのいずれかをほぼ毎日とっている。まあ、少量のアルコールは「百薬の長」だと確信して?いるので休むことはほぼない。

③趣味はパソコンを2~3時間。のんびりして居る時は麻雀。Facebookを覗いてみたり、数年前から凝りだした「韓国ドラマ」の視聴も欠かさず1時間程度。これも見始めたらハマってしまった。気が向いたら読書。最近は直木賞の数年前の作品を7冊Amazonで購入し読んでいる。昨年は一時期凝っていた作陶も現在お休み中。時折下手な日曜大工も適度にこなす?

④NPO法人を解散後あらたに立ち上げた「有田史談会」の会合やボランティア活動を月に1~2回程度、事務局として仲間との交流を行っている。NPO法人を運営中は事務局の仕事を一手に引き受けていたのでかなり忙しかったが、今は簡単な資料作りや時々の会報作成でいたってのんびりの活動をエンジョイしているが、少しは認知症予防に一役買っていると思う。

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先日、ビワ温灸に通って来られる私の友人から「文藝春秋」11月号を見せてもらった。大型企画「健康寿命を伸ばす」の記事がP240~P310にわたり掲載され、最近の健康への関心が一段と深まっていることを伺わせている。

中でも「脳科学が証明したボケない秘訣」の記事では、「脳にいい三つの取り組み」として、①適度な運動 ②趣味や知的好奇心を持つこと ③コミュニケーション が挙げられていて、これらの要素を網羅している「旅行」と「料理」は頭を使うことに適していて、認知症の予防につながり健康寿命を実現するのに重要とあった。

趣味がないと家に籠ってしまいがちだが、少しでも何かに挑戦することも大切だ。

歳のせいにせず、気持ちも身なりも若返りたいものだ。

ウォーキングとパソコンで老化防止!

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今日は、自宅から約5kmの大谷(ウータン)越えコースを歩いた。やや寒い気温だったが、山越えのコースで身体も温まり良いウォーキングになった。山道とは言え、途中で一台の乗用車とすれ違がった。舗装も無い石ころだらけの道なので、自動車は滅多に通らないコースなのだが、山中の途中に2軒の家があるので、そこの車なのかも知れない。

昨年は、ひと月に20日間はウォーキングを実行しようと挑戦してきたが、一年間のウォーキングに出掛けた回数が244回で、一ヶ月平均20回の目標が達成できた。

雨の多い月や夏場の気温の高い日などはウオーキングに出掛けていないので、お天気の良い日は積極的に出掛けるよう心がけてきた。

今日で満66歳になったが、何かにつけ歳を取ったと実感するこの頃だ。自慢にはならないが物忘れなど日常茶飯事で、頭も身体も老化の下り坂を確実に下っている。今年も体力維持をのために軽度の運動を継続して、積極的に老化防止に努めようと思う。

正月の2日には、6年前に購入した windows vistaが不調になってきたため、新たにパソコンを購入したが、これも頭の体操には欠かせない。新しい物は何かと面倒なのだが、回らない頭に刺激を加えるのも、老化防止に一役買うはずだと良い言い訳をしている。おかげで我が家のパソコンは、windows7が3台にデスクトップのwindows 10が加わった。頭の体操と趣味を兼ねながら老化防止に役立っていると思う。

 

あなたにとってよい医者の条件とは?

あなたにとってよい医者の条件とは?

先日の西日本新聞のコラム「聴診記」に良い医者の条件は・・・の記事が掲載された。
患者にとっての良い医者の条件とは、患者の訴えを十分聞いてくれること。大半の患者が医者を信頼して受診しているはずだが、こうした患者の期待を裏切る医者がいることは残念だ。

患者の訴えを良く聞いて、患者の立場に立って一緒に考えてくれる。知識をあまり押し付けることも無く、アドバイスは正確にしてくれる。さらに優しく笑顔も素敵だ。このような医者は患者との信頼関係が良く出来ている。良い医者は決して威張ったりしないから、気軽に「先生」と呼べる安心感がある。

これに反して評判の悪い医者は、患者の話を聞こうとしない。態度や言葉遣いはとげとげしく、説明も曖昧でアドバイスも殆どない。こんな医者は信頼できる訳がなく、不信感だけが募る。

良い医者は、気軽に話せる雰囲気を持っている。遠慮せずに何でも話せることが医療では大切で、患者の訴えを何でも聞いてくれる医者は、アドバイスも適切なはずだ。「最近のお医者さんたちは、患者と向き合わないでパソコンと向き合い、あまり目を合わせることが無い」とよく聞く。
患者との診療時間が原因のひとつに上げられる。医者は限られた診療時間で多くの患者と向き合わなければならないのだ。ゆっくりと患者の言う事を聞いていられない実情も理解せねばならない。多少の待ち時間は仕方のないところだ。

私は現在眼科に掛かっているが、ここの眼科は院長を指名すると2~3時間待ちは当たり前で、患者さんたちは待ち時間を気にしていないようだ。まさしく信頼関係が出来上がっていることがわかる。友人から紹介された折に、「混んでいるから、待ち時間が長いよ」と聞いていたので覚悟して行ってみたら、案の上の混雑振りだった。しかし、良い医者に掛かりたいのは誰も同じ。以前に掛かっていた眼科は院長が娘婿に変わり、これまた高飛車な医師で信頼は出きる訳がなく、掛かるのを止めた。その後、やや遠いが約1時間かけて通院するようになった。

患者にとっての良い医者の条件とは、信頼と安心。患者が望むこと(期待すること)に応えてくれる医者が、患者にとっての良い医者の条件なのだと思う。