12月19日から3泊4日の日程で、お隣の韓国釜山へ友人と二人で出掛けた。若い頃から、一度は行ってみたいと思っていたが、なかなか実現せず近くて遠い国であった。最近になり、友人から一緒に行きましょうとお誘いを受け、ようやく実現することになった。
もともと韓国の人は日本人に良く似ていて違和感がないし、私の住む有田は昔から韓国とのつながりが特に深く、韓国の血を受け継ぐ家系も存在しているからなおさら親近感があるのだ。
さて、420年以上も前の時代にさかのぼるが、日本の天下統一を果たした豊臣秀吉は大明帝国の征服を目指し、明へ向け出兵を決意するが、その時の戦いが文禄の役(1592~1593年)と慶長の役(1597~1598年)で、学校の歴史で学び記憶している人も多いはずだ。地元有田ではこの戦いを「やきもの戦争」として紹介している。当時、茶人で豊臣秀吉の側近として仕えた千利休によって茶道が盛んになり、茶道具としての焼き物を隣国朝鮮に求め、多くの朝鮮陶工が日本へ連れてこられた。その内の多くが有田を中心とした肥前の地で焼物を作り、後に有田で日本初の磁器が誕生する事になる。焼き物の町としての有田の歴史は、今から400年前にさかのぼり、朝鮮陶工「李参平」の磁石発見に始まり、日本磁器発祥の地として全国にその名を馳せている。ゴールデンウィークに開催される「有田陶器市」を知らない人は数少ないと思われる。
韓国から帰り、滞在の4日間を思い出しながら書いていたら、初日の記録が7ページにも及んだ。
まあ、たわいも無いことをだらだらと書いているので、暇を持て余しているかたはお読み下さい。今日から2日目の記憶を頼りに書き進める予定です。