「おくすり手帳」のことをご存知でしょうか?
病院(医院)で処方箋をもらい調剤薬局で薬を頂くときに持参する「おくすり手帳」は、患者自身に処方された薬の名前や飲む量、回数、飲み方、注意することなど(薬歴)を記録するための手帳で、この記録があれば、医師、歯科医師や薬剤師が、どのような薬をどのくらいの期間使っているかなどを判断できるだけでなく、他の病院や診療所などで薬をもらうときにも、医師、歯科医師や薬剤師にこの手帳を見せることで、同じ薬が重なっていないか、また不都合な組み合わせ等についての確認も行ってもらえる利点があります。
「おくすり手帳」には、薬の服用履歴や既往症、アレルギー、副作用歴などが記載するようになっていて医療関係者にもその情報が役立つ仕組みになっています。
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上記のことは一般的なことなので多くの人が知っていると思われますが、調剤を受けるたびに「おくすり手帳」を持参すると薬代が安くなり、「おくすり手帳」を持参しないと薬代が高くなることを知っている人は少なくありません。
私自身、病院等にかかることも殆どなかったため、「おくすり手帳」には長い間縁をしていませんでしたが、2003年網膜剥離の手術後からは眼科で定期的な検診を受け、2014年に初めて調剤薬局にて「おくすり手帳」を頂きました。
さて、医薬分業は現在全国的に進み平成27年度の統計では70%を越えていて、医師から処方箋をもらい、薬局で調剤を受けることが当たり前になってきました。
処方箋調剤により、調剤薬局では患者が間違った服用をしないためのアドバイスを受けられるメリットや、複数の医療機関にかかった場合に起こりうる重複投与を見落とさないなどの利点があります。
さて、薬を受け取るときにかかる薬代ですが、2016年度の調剤報酬改定から肝心の「おくすり手帳」を持参しないとわずかですが支払い料金に差が出ます。
一般的な調剤薬局では、過去6カ月以内に利用した薬局に再度「おくすり手帳」を持っていった場合の薬剤服用歴管理指導料の患者負担額は110円、初めて行った薬局や「おくすり手帳」を持っていない場合は150円。つまり、利用する薬局を1カ所に決めて、毎回同じところに手帳を持参すると、1回あたりの薬代を40円節約できることになるのです。
解り易く書かれたサイトがあるので紹介します。多くの方は「かかりつけ薬局」で調剤を受けていると思われるので参考になると思います。ぜひご覧ください。
https://www.huffingtonpost.jp/2016/03/25/okusuri-note_n_9545546.html
https://president.jp/articles/-/22781
「つらい痛みや苦しみが軽くなる ビワ温灸」http://www.biwa-onq.com/