windows vistaのサポートが終了する前に、我が家にwindows10の新しいパソコンが仲間入りし、vistaを引退させた。また、現在使用中のwindows7がwindows10にバージョンアップしたことで、これまで利用してきたウィルスセキュリティーを全てwindows10用に変えることにした。
最初に3台用を購入し登録が終わったが、ノートPCのセキュリティーが消去されていることに気がついた。仕方なくもう一台分追加購入し、インストールを試みたが上手く行かない。取りあえずカスタマーサポートセンターへ問い合わせアドバイスを受けることにした。いつも通り落ち着いてやれば良かったのだが、アドバイスを優先した。
ところが、電話に出た担当者から促され、言われるままにパソコンを操作していくうちに画面が突然変わり、マウス操作が出来なくなってしまった。突然パソコン画面の背景が真っ黒になり、マウスポインターが勝手に動き出しているのだ。
画面を良く見ると、右下に「遠隔操作サポート中」の赤い文字が見える。ナント我が家のパソコンに外部から”何者”かが侵入しているのである。これが俗に言う”ハッカー”なのだ。正確には、他人のPCに入り込み作業を行う技術者を「ハッカー」と呼び、他人のPCに勝手に入り破壊する者は「クラッカー」と呼ぶらしい。
しかし、この作業を見ながら実際に自分の目の前で起こっていることに大きな衝撃を受けてしまった。パソコンを知り尽くしている者が悪用すれば本当に怖いことである。パソコンの中には個人情報がぎっしり詰まっている。何もかもが完全にオープンになり、全ての情報が知らぬ間に他人に盗まれるのだ。
遠隔操作のアプリがあることも驚きだが、販売されていることも知らなかった。無料アプリもあるようだ。全てのパソコンにはウィルスセキュリティーが入っていても完全に安全だとは限らないようだ。