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ビワ療法は古くから民間伝承の治療法として利用されてきました。
現在ではビワの葉療法は全国的に代替療法や癒しの療法として多くの方々に親しまれ認知されるようになっています。
2017年12月、農水省から「ビワの種の粉末は食べないようにしましょう」との通達文書が出たことで、多くの方々が不安に思われているかも知れませんが、令和3年1月15日付けで更新された記事では、それまでの内容が緩和されていて、多くの方々の意見が反映されたとも言えます。
ともあれ、ビワ療法は昔から伝承されてきた体験が活かされてきた治療法ですが、一部の噂に惑わされないで正しい知識を持ちながら自己治療に活かして頂きたいと思います。
健康な身体は毎日の良い習慣の積み重ねから生まれます。
今後も自然の恵みに感謝しながら、ビワ温灸の普及に努めてまいります。
〜ビワ療法との出会い〜
私がビワ温灸に出会ったのは1999年のことですが、それまでは薬局で従事していました。
1975年に薬局を開設し、相談薬局をスタートさせました。患者の症状に合わせ、数種類から十数種類の薬草を調合して渡す漢方薬(煎じ薬)を扱っていたこともあり、ビワ療法のように「ビワ」だけを使った治療は、それほどの治療効果は期待できないと当時は考えていました。
しかし、ビワ療法との出会いがこれまでの考え方を大きく変えることになったのです。
ビワ療法の指導所でお会いした患者さんの語る体験は、薬局での仕事を通して得てきたそれまでの知識や経験とは明らかに異なるものでした。
数多く存在する民間療法の中にも、今まで知らなかった身体に優しく、しかも効果が十分に期待できる治療法が存在したのです。
こうした縁がもととなり、大分へ移り住みビワ療法の勉強をすることを決意しました。ところが半年も経たないその年の暮れ、妻が腎臓がんの宣告を受けたのです。
大分医科大学での右腎臓摘出手術後、医師から勧められた抗がん剤治療を拒否した私は、ビワ療法での自己治療を選択し今日に至っています。
あれから24年の歳月が過ぎましたが、妻の元気な姿は「つらい痛みや苦しみで病んでいる」患者さんたちの励みになっています。
これからも、私たちの体験や様々な患者さんから得ることが出来た貴重な経験をもとに、古くからの知恵が活かされた「ビワ療法」をさらに多くの方々に伝えていきたいと思っています。
2023.12.8 |
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