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大阪大学での研究

大阪大学医学部の安田寛之博士は、昭和12年、ビワの葉療法の動物実験を行い「血液の酸塩基平衡より観たる枇杷葉療法」という論文を発表しました。

以下、安田寛之博士の論文の一部を紹介します。

「・・・以上縷術セル実験成績ヲ総括的ニ通覧スルニ枇杷葉群ニ於テハ五分間施術ニヨリ一例ノ例外モナク凡テ血液「アルカロージス」ヲ呈シ血液内炭酸瓦斯含有量ノ増加ヲ来セリ。而シテ施術後一時間ニ於テ最高値ヲ示セリ。茲ニ於テ余ハ此ノ刺戟適量ヲ成熟家兎ニ於ケル枇杷葉療法ノ生理的適量トナセリ。
 以上観之、斯ノ如キ生理的適量ヲ生体ニ施スヤ血液ハ「アルカリ」度ノ上昇ヲ来シ諸種機能ハ著シク亢進シ自然的治癒機転ニ対シ好影響ヲ及ボシ真ノ治療的価値ヲ発揮スルニ至ルモノナラント想像ス。(中略)
 斯ク論ジ来リタル時本枇杷葉療法ノ治療的価値アル所以ハ枇杷葉自体ノ有スル未知ノ有効成分ノ特殊作用ニ加フルニ加温ノ有効作用ニヨルモノナラント思惟ス。
 茲ニ於テ余ハ以上ノ見解ニ基キ、幼若家兎ニ於ケル本療法ノ生理的適量ヲ定メ、三十日間施術シ骨系統ニ及ボス影響ヲ検セシニ管状骨ニ対シ一定ノ変化ヲ惹起シ、管状骨長経ハ対照ノ夫レニ比シ短縮セラレ中間軟骨帯ハ一般ニヨク肥厚シ、軟骨執質槍亦ヨク密生シ大ナル造骨細胞多数ニ出現シ、破骨細胞其ノ数ヲ減ジ、骨髄ハ細胞成分ニ富ミ皮質ハ緻密ニシテ内外骨膜ノ肥厚ヲ認メザリキ。之レ即チ恩師片瀬教授ノ所謂「アルカロージス」性骨変化ニ一致スル所ナリ。
 更ニ施術後ノ家兎ノ発育状態ヲ観察スルニ対照ノ夫レニ比シ体重増加ヲ来シ佳良ナル発育ヲナセシ事ヲ認メ得タリ」

この研究は、ビワの葉を熱しエキスを発生させてウサギに腹部に吹き付け、ウサギの変化を観察したもので、実験では全部のウサギがわずか5分間で血液が弱アルカリに浄化され、骨組織もしっかりし、体内臓器も健康になり、体重の増加があったと報告しています。
この実験によって、ビワの葉療法の効果は、血液が弱アルカリ性に変化し、内臓諸器官の働きが活発化され、自然治癒力に好影響を与え健康状態が高まったと論じています。

この研究は同大学の片瀬教授のもとで行われ、後に小沢教授の研究へとつながっていきます。


「ビワの葉療法のすべて」神谷富雄著より引用 
 
 
 
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